2020年の飲食店事業者の倒産件数は780件と過去最多・・・焼き肉店は好調

  1. 人と会社・企業

これまで過去最多となっていた2019年の732件を超える件数

帝国データバンクの発表によりますと、2020年の飲食店事業者の倒産件数は780件と過去最多になりました。

これまで過去最多となっていた2019年の732件を超える件数です。

その要因は新型コロナウイルスの感染拡大によるところが大きいでしょう。

しかし、正確に言えば、新型コロナウイルスの感染拡大がはじまる前から飲食店は厳しい状況でした。

以下の記事は2019年のものですが、飲食店と理美容業者の倒産件数が過去最多を更新するという内容です。

元々厳しい状況だった上に、新型コロナウイルスの感染拡大によってさらに拍車がかかったと言えるでしょう。

焼き肉店は好調、ラーメン店は苦戦

そのような中で、焼き肉店が好調のようです。

東京商工リサーチの調査によりますと、焼き肉店の倒産は過去10年で最少を記録したそうです。

これは大変興味深い調査結果です。

その要因として、排煙装置による換気や1人焼肉等がプラスに働いたと分析されています。

以下、東京商工リサーチの記事を一部引用いたします。

新型コロナ感染拡大で飲食業の苦境が広がるが、「焼肉店」の倒産が急減している。2020年の「焼肉店」の倒産は14件(前年比33.3%減、前年21件)で、過去10年間で最少を記録した。コロナ禍で三密回避が求められているが、焼肉店の排煙装置による換気や“一人焼肉”などがプラスに働いたようだ。

 一般社団法人日本フードサービス協会の統計によると、2020年11月の焼肉店の売上高は前年同月比9.4%増と2カ月連続でプラスだった。対照的に、居酒屋は同41.2%減とマイナスが続く(東京商工リサーチ 2021年1月15日)。

一方、帝国データバンクによりますと、ラーメン店は非常に厳しく、倒産件数は過去最多を更新したそうです。

以下、帝国データバンクの発表資料を一部引用いたします。

現在、ラーメン店の倒産が大幅に増加している。帝国データバンクが調査した結果、昨年1~12月の間に発生したラーメン店の倒産は46件に達した(帝国データバンク 2021年1月13日)。

焼き肉店は1人焼肉が好調の要因と考えられてますが、そういう意味ならばラーメンも1人ラーメンのケースが多いです。

なぜこのような差が生じたのでしょうか?

考えられる違いは、排煙装置、距離、客単価

前述の記事にも書かれていますが、焼き肉店の排煙装置による換気はお客様に安心を与える結果になったのかもしれません。

ラーメン店には焼き肉店ほどの排煙装置を備えているところはほとんどありませんし、お客様同士の距離も焼き肉店より近い傾向があります。

あと、決定的な違いは客単価です。

ラーメン店の方が客単価が低く、焼き肉店の方が高いです。

大体、ラーメンの単価は1,000円前後です。

一方、焼肉は1人焼肉でも安価なものなら2,000円くらいからですが、5,000前後のところも多いです。

その差は2~3倍、場合によってはそれ以上違うでしょう。

同じ客数ならば、焼き肉店の方が売上が大きいです。

これに酒類が加われば、さらに単価は変わってきます。

ラーメン店でも酒類があるところもありますが、焼き肉店の方が消費されます。

新型コロナウイルスの感染拡大によって客数が多く見込まれない状況では、客単価が大きい方が圧倒的に有利なのは言うまでもありません。

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