日産自動車が国内の全契約社員を今年4月から正社員として登用する方針

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

現在800人弱いる契約社員全員が対象

日産自動車が国内の全契約社員を今年4月から正社員として登用する方針を明らかにしました。

コスト削減の成果で財務に余裕が出てきたそうで、待遇を改善して人材の確保に努めます。

現在800人弱いる契約社員全員が対象となります。

以下、ブルームバーグの記事を一部引用いたします。

(ブルームバーグ): 日産自動車は国内の主要拠点で勤務している全契約社員を原則的に正社員として登用する方針を明らかにした。業績の大幅悪化を受けて進めてきたコスト削減の成果で財務に余裕が出てきたこともあり、待遇を改善して人材の確保に努める。

日産広報担当の百瀬梓氏は「職場の業務ニーズや働く人々の価値観や就労ニーズの多様化に対応」するため、同社に在籍する契約社員を今年4月に正社員とすると明らかにした。現在800人弱いる契約社員を正社員化することで職場の一体感向上や効率・効果を高めた業務運営が可能となるほか、個々の社員のモチベーション向上やスキルアップを図っていくとしている。

事情に詳しい関係者によると、正社員と非正規労働者との間の不合理な待遇差の解消を目指して政府が提唱する「同一労働同一賃金」の原則に対応する。職場管理の効率を向上させるのも狙いで、従来の契約社員制度は廃止するという。

日産のこの姿勢はとても素晴らしいと思います。

この姿勢を貫けば、日産は復活するでしょう。

特に、ものづくりは人づくりであり、働く人を大切にしなければ、良品はできません。

理由は単純です。

正社員でない人間が真面目に技術を覚えようとするだろうか?

上記の言葉は、日本でいちばん社員さんが幸せな会社だと言われている岐阜県の未来工業創業者、山田昭男相談役の言葉です。

人間の本質を突いた言葉です。

例えば、来月契約が切れることがわかっている人が懸命に働いてくれるでしょうか?

新しい技術を覚えようとすることは難しいでしょう。

目の前の仕事を一生懸命することも難しいでしょう。

現場で問題点や気になることがあっても「まあいいや」になってしまうかもしれません。

ましてや、次の所属先が決まってなければ不安になり、モチベーションも下がるでしょう。

当然、品質も組織の生産性も下がるのです。

この当たり前の事に私たちは気付くべきです。

ちなみに、未来工業さんは年間休日140日、地域で最高水準の給与を誇っています。

そして、およそ850名が働いていますが全員正社員です。

1日の労働時間は7時間15分。

社員さんのモチベーションも生産性も極めて高い会社です。

私たちは非正規という働き方を見直すべき

私たちの国はいつの間にか、老後も不安ならば、若者も子供を産んで育てることが難しい世の中になってしまいました。

その大きな要因として、大手企業を筆頭に人件費をコストとして捉え、削減に躍起になってしまったことにあると考えています。

その結果、非正規の社員さんが4割近くを占めるようになってしまいました。

我が国はこの状況が続いたとして、果たして明るい将来になっていくでしょうか?

私は到底そうなるとは思えません。

そろそろ私たちは見直しをしなければならないと思います。

企業はそろそろ目先のことから少し先を見据えた経営をするべきです。

自分たちの都合だけで経営をすることはやめましょう。

何と言っても、大手企業は我が国を代表する企業のはずです。

社会的責任が大きいことは言うまでもありません。

そのいちばん大きい責任は人を大切にする経営をすることだと考えます。

さらに、企業は人々に希望を与える存在であるべきです。

なお、昨年10月にはヤクルトが3,000人規模のヤクルトレディを正社員にするという話題がありました。

ぜひ多くの大手企業が日産やヤクルトの後に続いて欲しいと願っています。

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