静岡県川勝知事・・・森会長とは20年来の付き合い。今回の発言は森会長らしくないと思った

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川勝知事は「20年来の付き合いから、今回の発言は森会長らしくないと思った」

静岡県の川勝知事が定例会見でオリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言について言及しました。

川勝知事は20年来の付き合いから、今回の発言は森会長らしくないと思ったそうです。

以下、情報源として静岡朝日テレビの記事を一部引用いたします。

9日午後2時から定例会見を開いた静岡県の川勝平太知事、国内外で波紋を広げているあの問題についても言及しました―

Q.五輪組織委員会の森会長の女性蔑視発言について、自転車競技を開催する県の知事として、今回の女性蔑視発言についてどう考えているか

川勝知事:「森喜朗氏とは20年来の付き合いがある。今回の発言は森喜朗氏らしくないと思いました。きわめて不適切ですので、さっそく、すぐに気付いて撤回して謝罪したと受けとめている。女性蔑視する人ではないということは、私の知る限り、20年来、長い付き合いをしてきた1人して、どこに出しても恥ずかしくない方と思っている」

本来の森会長は、女性蔑視をするような人物ではないとした川勝知事(静岡朝日テレビ 2021年2月9日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

問題の本質はそこではない

森会長が女性蔑視をするような人ならば、そもそもオリンピック組織委員会の会長にはふさわしくありません。

当然のことです。

しかし、なぜ今、世界中で大きな問題になっているのでしょうか?

それは森会長がオリンピック憲章に反する発言をし、なおかつ、その後の対応がまずかったからです。

逆に言えば、オリンピック憲章を日頃から意識していれば防げたことです。

以下はオリンピック憲章の一部ですが、「男女平等の原則の完全実施を目指す」と明記されています。

5- 適切な手段により、あらゆる階層および組織において女性のスポーツ振興を強く奨励する。とりわけ国内ならびに国際スポーツ組織の執行部においてこれを推進し、男女平等の原則の完全実施を目指す。

言うまでもありませんが、この憲章は飾りではありません。

憲章を愚直に目指すことでオリンピックは誇り高きイベントになると思います。

森会長は自身の発言が不適切だったと「気付いた」のでしょうか?

発言を撤回して謝罪したから済む話ではありません。

真相は、その発言が不適切であることに「気付かされた」のだと思います。

また、その後の会見も私には「何が不適切だったのか森会長が明らかにした」ようには見えませんでした。

さらに、私の目には「謝罪」しているようには見えませんでした。

これらが問題の原因ではないでしょうか?

敢えて申し上げますが、今回は森会長のお人柄や功績とはまったく別の問題です。

森会長を知る人々の中には、擁護のコメントを出している方もいます。

「素晴らしい功績を残されているし自分も世話になったから、女性蔑視の発言はいけないけれど、まあいいではないか」という風潮が垣間見られます。

その気持ちもわからないでもありませんが、問題の本質をみていないと思います。

また、そのような認識こそ世間の常識と乖離していることに気が付くべきです。

森会長は東京オリンピックの組織委員会の会長として、世界中から「さすがだ」と言われる行動を取るべきなのです。

オリンピック憲章を愚直に目指すという・・・。

そうすれば、オリンピックへの気運も高まったことでしょう。

IOCの見解が「問題は終了した」から「森会長の発言は絶対に不適切である」に変わった

当初、IOCは森会長の件を「謝罪して問題は終了した」としていましたが、ここにきて見解が大きく変わりました。

「森会長の発言は絶対に不適切である」としたのです。

以下、情報源としてデイリースポーツの記事を引用いたします。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が「女性がたくさん入る理事会は時間が掛かる」などと女性蔑視ともとれる発言をした問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は9日、オリンピックにおける男女平等に関する声明を発表した。

「過去25年間、IOCはスポーツにおける女性の躍進に重要な役割を果たしてきたが、これからもそうしていく。この困難な状況において、今まで以上に多様性を尊重することが基本的な価値である」と、IOCとしての立場と成果を強調した上で、森会長の発言について「森会長の最近の発言は絶対に不適切であり、IOCのコミットメントと五輪アジェンダ2020の改革に矛盾している」と、苦言を呈した(デイリースポーツ 2021年2月9日)。

なぜ当初「問題は終了した」と声明を出したのか疑問ですが、その姿勢を貫くことができないほど世界からの大きな反発があったと考えられます。

問題は終わっていないのです。

これはとても重要なターニングポイントになると思います。

私は、東京オリンピックというものが世界中から「さすがだ」と言われるものであって欲しいと願っています。

何とか開催することができたとしても、或いは残念ながら中止になろうとも。

今後の対応に注目です。

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