男女格差、日本は世界190カ国のなかで80位・・・世界銀行の調査で

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

昨年は74位、今年は80位

世界銀行は経済的な権利を巡る男女格差を調査し報告書を公表しました。

これによりますと、日本の順位は190カ国のうち80位でした。

昨年は74位でした。

我が国は職業や育児、年金などの8項目での項目は昨年と変わらなかったようです。

以下、情報源として共同通信の記事を引用いたします。

世界銀行は23日、経済的な権利を巡る男女格差を調査した年次報告書を公表した。職業や育児、年金など8項目の評価で日本は昨年と得点は変わらなかったが、順位は190カ国・地域のうち80位タイに低下した。他国が改善する一方で、根深い差別解消に向けた取り組みが進んでいないことが浮き彫りになった。

報告書は女性が置かれた不平等の実態を調査し、各国の政策決定に生かしてもらう狙いから例年実施している。昨年は日本は74位タイだった。

今回は2019年9月から20年10月までの期間を対象に分析。米国が34位タイ、中国は115位タイだった(共同通信 2021年2月24日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

我が国では政治も企業も男女共同参画や女性の活躍は思うように進んでいない

上記の結果は非常に残念ですが、受け入れなければならないと思います。

我が国では政治も企業も男女共同参画や女性の活躍は思うように進んでいないと感じているからです。

特に、我が国は男女の賃金の格差が先進国の中でも大きいことが問題となっています。

我が国で男女の賃金格差がどれだけあるかについて、次の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をご覧ください。

大きな差があります。

近年は男性の賃金が頭打ちになっていることで、女性との賃金の差が少しずつ縮まっている印象です。

組織の生産性を高める上でも、少子高齢化の問題を解決するためにも、男女の格差を無くしていくことがとても重要です。

我が国において男女格差の是正が進まない要因は何でしょうか?

大きな原因のひとつ・・・「無意識の思い込み・偏見(アンコンシャス・バイアス)」

男女の格差を無くすことや男女共同参画、女性活躍推進が進まない最大の要因のひとつとして、「無意識の思い込み・偏見(アンコンシャス・バイアス)」があると考えています。

「女性はこういうものだ」という思い込み・偏見(アンコンシャス・バイアス)が無意識のうちに言動に現れるのです。

しかも、それが偏見であることに気が付いていないのです。

直近では、オリンピック組織委員会の問題もこのアンコンシャス・バイアスが最大の要因だと考えています。

このアンコンシャス・バイアスは自覚することが容易でないため、なかなか取り除くことができないのも問題です。

組織のトップリーダーがこの状態に陥ってしまうと、時代に取り残されてしまいます。

例えば、次のような会社も未だあることでしょう。

〇女性は結婚したら会社を辞めなければならないことが暗黙のルールのようになっている会社

〇男性ばかりの職場で、女性は事務職しかできないと思い込んでいる会社

〇女性は営業が苦手だと思い込んでいる会社

これらはすべて偏った見方であり、さらに言えば、これからの会社の成長を妨げるものです。

会社のトップリーダーがアンコンシャス・バイアスを強く持ってしまうと、部下のモチベーションにも大きな影響を与えます。

区別が差別になってしまうケースが多いからです。

これらを無くし、公正・公平な見方をすることで、女性も男性もモチベーションが高まることを意識しましょう。

それによって、会社の生産性も高まっていくのです。

アンコンシャス・バイアスは誰もがもっているものだから常に意識すること

アンコンシャス・バイアスは誰もが持っているものです。

「自分は大丈夫」と思っている方は要注意です。

例えば、みなさんの会社で男性の育児休暇取得は進んでいますか?

進んでいないとすれば、その要因は何でしょうか?

多くの場合、「男はこうあるべきだ」「男性は育児をしないで仕事をするべき」「男性に育休は必要ない」等の無意識の思い込み・偏見(アンコンシャス・バイアス)が原因ではないかと思います。

男性の育児休業の取得が進まないことも、女性の活躍が進まない要因と本質が同じなのです。

アンコンシャス・バイアスは誰でも持っているものだと常に意識し、それを取り除く習慣を身につけることが必要です。

自分が絶対に正しいと思い込まない。これまでの思考の癖・常識を疑うこと

アンコンシャス・バイアスを取り除くために重要なポイントをあげます。

〇自分が絶対に正しいと思い込まないこと

〇アンコンシャス・バイアスは自分も含めて誰でも持っているものだと意識すること

〇相手を尊重すること

これらは公平・公正な人事評価にも繋がります。

傾聴のスキルを磨くことにも通じます。

PDCAサイクルを回すことにも通じます。

これからの時代、特にリーダーは「アンコンシャス・バイアスのセルフコントロール」が必須のスキルとなるでしょう。

つまり、常にこれまでの常識を疑い、なぜ、なぜ、なぜと本質を考えていく必要があります。

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