オリンピック憲章を常に意識していれば防ぐことができたのでは?

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

またかという印象も

私はBOSSのCMが好きです。

癒やされることも多かったです。

これは佐々木宏さんというクリエーティブディレクターによる仕事です。

その佐々木宏さんが東京オリンピック・パラリンピックの開会式の総合統括を18日に辞任しました。

原因となったのは、渡辺直美さんの容姿を侮辱するような演出を提案していたためです。

森前会長(東京オリンピック・パラリンピック組織委員会)の辞任後、またかという印象の方も多いでしょう。

発言(提案)の原因は?

私はこの原因も結局は「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み・偏見)」にあると思っています。

無意識ゆえに、つい口に出てしまったのだと思います。

いい会社で働く人々にとって、経営理念や社是、行動指針は極めて重要です。

オリンピック憲章はこれらと同じ役割を果たします。

その意識が弱くなったとき、人は思いもよらぬ行動を取ってしまうものなのです。

ですから、今回のケースもオリンピック憲章を日頃から意識していれば防ぐことができたと考えます。

私たちの誰もが「アンコンシャス・バイアス」を持っており、そのような言動を起こすおそれがあることを認識し、あらゆる差別のない世の中をつくって行こうとすることが今求められていると思います。

何が問題なのかわからないという問題

テレビでコメンテーターのある方が「何が問題なのかわからない」と言っていました。

私は違和感を覚えましたし、それこそが問題ではないかと思いました。

なぜ森前会長(東京オリンピック・パラリンピック組織委員会)が辞任することになったのか考えてみましょう。

それはオリンピック憲章を意識していないような言動を行ってしまったからです。

以下のオリンピック憲章には「いかなる種類の差別も受けることなく」と明確に記されています。

このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会的な出身、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。

オリンピック憲章をよく見ると、何も特別なことが書いてあるようには思えません。

「人としてどう正しくあるべきか、自然であるべきか」が書いてあると思っています。

それゆえに、意識するまでには至らないのではないかと思うのです。

「だからこそ、意識しなければならない」のです。

ここがポイントです。

経営理念や社是、行動指針も同じことが言えます。

日頃から常に意識しPDCAサイクルを回すことが必須です。

しかし、意識していないとこれらは形骸化し「ただの飾り」になってしまいます。

それが問題なのです。

生きづらくなったのは?

また、あるコメンテーターの方は「生きづらくなった」と言っていました。

「生きづらくなった」のは、SNSが原因だという人もいます。

私は「人への配慮や気遣いが必要とされる世の中になった」ことも大きいと考えます。

「アンコンシャス・バイアス」によって、私たちは知らず知らずのうちに人を傷つけています。

だから、人のことを常に意識しなければなりませんし、いつも以上に注意した言動をするべきなのです。

それらに慣れていくことで人間関係も良くなっていきます。

今回の件で「生きづらくなった」という人は、「もしかしたらこれまで無意識のうちに人を傷つけていながらも、そのことに気が付いていなかったかもしれない」と考えて欲しいと思います。

「人を傷つけても気が付かないこと」の方が大きな問題なのです。

多様性の世の中と言われて久しいですが、誰もが幸せになるいい世の中にしていくためには、誰もがこのことを意識する必要があると思います。

自由な発想でのアイディア出しでも

今回の問題は、アイディア出しの段階で起こったそうです。

なお、自由な発想でのアイディア出しの時も「何を言ってもいいけれど、人を尊重すること」を徹底する必要があります。

そうしないと、無意識のうちに人を傷つけてしまうものが出てきてしまうこともあるからです。

自由な発想でのアイディア出しは、人(相手)を尊重した上で自由な意見を言える状態をつくりだすことが大事です。

当然、人への批判はアイディアを出す側も受け止める側も厳禁です。

組織をまとめるリーダーはこのことも強く意識しましょう。

人を尊重する気持ちが新たなアイディアを生み、人との関係をより強固なものにすることに繋がります。

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