海外からの一般観客の受け入れを見送る・・・東京オリンピック・パラリンピック

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

特に観光業界は大きな痛手

東京オリンピック・パラリンピックは、海外からの一般観客の受け入れを見送ることが決定しました。

以下、共同通信の記事を引用いたします。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、海外から訪れる東京五輪・パラリンピックの一般観客の受け入れ見送りが20日、決まった。観光業界からは悲痛な声が聞かれ、あるホテルの関係者は「五輪の需要を当て込み開業したホテルは多い。業界には死活問題だ」と肩を落とした。スポンサー企業は「非常に残念だが仕方ない」などと一様に冷静に受け止めた。

外国からの観戦客による国内旅行需要があると見ていた観光業界には打撃となる。旅行大手の広報担当者は「日本の地域の魅力を世界にアピールする機会が失われた」と嘆いた。専用の乗り放題券を準備していた鉄道会社もあったが、当てが外れた格好だ(共同通信 2021年3月20日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

海外の一般観客の受け入れを見送ったことについて賛否両論あることでしょう。

記事に書かれてあるとおり、特に観光業界は大きな痛手だと思います。

私も残念な気持ちですが、この決断を支持します。

今、東京オリンピック・パラリンピックに関して最も優先すべきは、安心・安全な開催を目指すことだと考えるからです。

選手のみなさんのことを考えればなおさらです。

これで開催の可能性が一歩高まったと思います。

今日は、今後を見据えて、ふたつのことを考えたいと思います。

ひとつは、インバウンド頼みの経済を見直す機会にすることです。

もうひとつは、我が国が真の意味で観光大国になるために、「いいものを安く」を止めることです。

今後を見据えて・・・インバウンド頼みの経済を見直す機会に

新型コロナウイルスの感染拡大が起こる前は毎年のように訪日外国人が増えており、インバウンドに頼ってしまった部分が多分にありました。

それが新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな痛手となりました。

この脅威は今後もしばらく続くおそれがあります。

批判覚悟で申し上げますが、私はインバウンド頼みの経済よりも、本当の意味で国内の景気がいいと言えるようにしていくべきだと考えます。

「景気がいい」とは簡単に言えば、「社会全体で金まわりがいいこと」です。

一部だけが良くなっても景気がいいとは言えないのです。

我が国の事業所の99.7%が中小企業です。

中小企業全体に取引が盛んになって金まわりが良くなった時に、文字通り景気が良くなったと言えるのです。

残念ながら、私たちの賃金は長い間高まっていません。

この状況が続けば、少子化対策も老後の年金問題も悪くなる一方でしょう。

今回はその機会が来たと考えたいです。

「いいものを安く」からの脱却

もうひとつ、我が国が本当の意味で観光大国になるためには、「いいものを安く」を止めるべきだと考えます。

「おもてなし」のサービスは、海外でも賞賛を受けています。

だから、決して安く売ってしまってはいけません。

逆転の発想で申し上げますが、むしろ高く売るべきだと考えます。

さらに海外のようにチップを取っていいと思います。

「いいものはそれなりの値段がする」ということが海外では受け入れられるのです。

「安かろう、悪かろう」という考えが自然です。

その証拠に、海外では高級ブランドが普通に存在します。

対して、我が国で国産の高級ブランドがなかなか出てこないのはなぜでしょうか?

いいものをなぜか安く売ってしまう・・・だから我が国は全体的に生産性が低いのです。

これらのことは、観光業界だけのことではありません。

我が国経済全体に及ぶことです。

はっきりと申し上げておきますが、私たちの賃金を高めるためには「いいものを安く」をやめることが不可欠です。

実際に、いい会社では人が差別化を実現し、例え価格が高くてもお客様から支持される経営を展開しているのです。

挑戦していくべきです。

大丈夫でいきましょう!

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