転職理由が緊急事態宣言前と後で変化・・・何が違うのか考えましょう

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

自分以外の環境か自分自身か

緊急事態宣言前と後で転職理由が変化したことがパーソルキャリアの調査によって明らかになりました。

緊急事態宣言前の転職理由は、社内の雰囲気や人間関係等、自分以外の外部環境にまつわるものが多いです。

一方、緊急事態宣言後の転職理由は給与やスキルアップ等の自分の目標にまつわるものに変わりました。

これは大変興味深い結果です。

以下、情報源としてITmedia ビジネスオンラインの記事を引用いたします。

転職サービス「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリア(東京都千代田区)は、2020年4月の緊急事態宣言前後に転職したビジネスパーソンを対象に転職理由の調査を実施。その結果を発表した。

緊急事態宣言前(20年1~3月)の転職理由で最も多かったのは「社内の雰囲気が悪い」で12.5%。次いで「業界・会社の先行きが不安」(9.7%)、「給与が低い・昇給が見込めない」(8.7%)だった。

1位の「社内の雰囲気が悪い」に加え、「人間関係が悪い/うまくいかない」(4位・5.9%)、「尊敬できる人がいない」(9位・3.8%)といった、人間関係にまつわるものが多くランクインした。また、「ハラスメントがあった(セクハラ・パワハラ・マタハラなど)」(4位・5.9%)、「個人の成果で評価されない」「雇用形態を変えたい」(同率7位・4.5%)など、働く環境に関する理由も目立った。

これに対し、宣言後(20年4~8月)の転職理由は「給与が低い・昇給が見込めない」が最も多く9.7%だった。また、2位に「スキルアップしたい」(8.0%)、7位に「他にやりたい仕事がある」(5.2%)がランクインし、緊急事態宣言前の人間関係や働く環境にまつわることから、将来を見据えた個人的な目標へと変化したことが分かる(ITmedia ビジネスオンライン 2021年3月23日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

緊急事態宣言の前と後で何が変わったのか少し考えてみたいと思います。

緊急事態宣言の前と後で何が変わったのでしょうか?

緊急事態宣言の前と後で転職理由に変化が認められたことはとても興味深いです。

緊急事態宣言前は「社内の雰囲気が悪い」「人間関係が悪い」「尊敬できる人がいない」等の自分以外のものに対する欲求が強い傾向が認められました。

一方で、緊急事態宣言後は、「スキルアップしたい」や「他にやりたい仕事がある」等の自己実現欲求にも繋がるものが強くなったようです。

緊急事態宣言の前と後で何が変わったのでしょうか?

私の勝手な想像ですが、これは「危機感の違い」ではないかと感じています。

危機意識の強さは、緊急事態宣言の後の方が強くなるでしょう。

それゆえ、自分自身の成長に向けた欲求が高まったのだと考えます。

「このままではいけない」という危機意識と共に、自分自身の人生の当事者として高みを目指そうと価値観が変わったのかもしれません。

なお、いい会社の社員さんに共通するものは「危機感」と「当事者意識」です。

他力本願でなく、他責もせず、すべて自分自身が危機感を持ち、当事者として考えることが実践されています。

その方が確実に変われることをいい会社の社員さん達は知っているからです。

価値観が変わっているからこそ

このように価値観が変わっているのならば、いい会社の基準も変わっているのではないでしょうか?

例えば、大手企業を中心に早期希望退職者を募る動きが活発になっています。

この動きは一昨年前あたりから認められましたが、コロナ禍になりさらに加速した印象です。

とても残念です。

どんなに名前が知られている大手企業であっても、早期希望退職を募っていたらどのように思いますか?

そのような企業に将来性はあるでしょうか?

これから入社される方は「自分だけは例外だ」と思えるのでしょうか?

今、大きな転機が訪れていると言えるでしょう。

自分を磨くことも、いい会社にしていくことも、今がチャンスかもしれません。

コロナ禍だからこそできることもあるのです。

自分を高めることは、決してムダにはなりません。

さらに、自分の職場を「自分から」より良くしていくことも重要です。

これは転職する方も、そうでない方も求められることです。

「いい会社を目指そう」という共通目的を会社の仲間と共有し、お互いが貢献し、コミュニケーションを図りながら進めていきましょう。

大丈夫でいきましょう!

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