性善説か、性悪説か・・・素晴らしい会社ではどうなっているか?

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

どちらも重要な考え方ですが

性善説か、性悪説か。

そのような話しをビジネスの世界でも良く言われます。

どちらも重要な考え方です。

性善説とはデジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

人間にはもともと善の端緒がそなわっており、それを発展させれば徳性にまで達することができるとする説。孟子が唱えた。

性悪説とはデジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

人間の本性は悪であり、たゆみない努力・修養によって善の状態に達することができるとする説。荀子(じゅんし)が唱えた。

今日は性善説と性悪説について、私が様々な会社を訪問し、経営者や組織のリーダー、社員さん達と接してきて得た経験から述べていきたいと思います。

素晴らしい会社に共通して認められる傾向

世の中には素晴らしい会社もそうでない会社もあります。

この素晴らしい会社とは、人を大切にし、社員さんのモチベーションも生産性や業績も高い会社のことを言います。

そのような会社には共通している傾向が認められます。

それは、『他人に対しては性善説、自分自身に対しては性悪説』という傾向です。

トップリーダーが社員さんを信じていますので、会社全体の風土は性善説になります。

しかし、社員さん一人一人は、自分自身を大変厳しい目で見ています。

自分自身をいい意味で疑っています。

例えば、何かに成功しても決して満足せず、もっと言いやり方があると考えます。

また、問題点については自分自身で積極的に見つけて、改善或いは提案をします。

「自分に厳しく、人にやさしい風土」ですから、社員さんのモチベーションも生産性も高いのです。

いいとは言えない会社や行政等の組織では

一方で、いいとは言えない会社や行政等の組織では、その反対の傾向が強くなります。

『自分に対して性善説、他人に対して性悪説』の傾向が強くなってきます。

残念ですが、トップリーダーが社員さんを信じていません。

人は誤魔化すものだという前提で物事が考えられていきますので、組織風土全体が性悪説になります。

不正を防ぐために管理につぐ管理でチェックのための様々な書類を作ったり、何度も同じような書類にサインさせられたり、といったことが日常的になります。

仕方が無いのかもしれませんが、真面目に働いている社員さんにとってはムダな作業になります。

他人に対して性悪説を求める傾向が強くなってくると、組織風土はギスギスしたものになります。

「自分に甘く、人に厳しい風土」のため、何か問題があると人のせいにする傾向が強いです。

問題の本質が改善されないため、同じ失敗を何度も繰り返します。

社員さんのモチベーションも生産性も高くありません。

みなさんの会社は、いかがでしょうか?

今回のコロナ禍でも性善説の大切さを実感した

さて、今回の新型コロナウイルスの感染拡大によって、性善説の大切さを実感したのではないでしょうか?

新型コロナウイルスに関する様々な給付金がありました。

本当に困っている人々に速やかにお金が支給されるためには、性善説前提で考えるべきです。

スピードが最優先されるためです。

「いやいや、厳しいチェック機能は必要だ」「それが常識だ、変なことをいうな!」という人もいるでしょう。

でも、それでは何も変わりませんので思考を停止させずに、一歩踏み込んで考えましょう。

ではなぜ厳しいチェック機能が必要なのでしょうか?

それは、残念ですが、ごく一部の悪い人が存在するからです。

かといって性悪説を前提にしてしまうと、様々なチェックが必要となり、審査に時間がかかります。

今回のケースに至っては、それでは本末転倒です。

いい会社のように、『人に対しては性善説、自分に対しては性悪説』に我が国全体がなっていくことを望みます。

そうすれば、チェックのためのチェックに費やす時間は随分軽減されるでしょう。

生きづらい世の中から脱却できると思います。

私はそうあるべきだと思っています。みなさんはどちらの世の中を希望しますか?

人に対してはどこまでも性善説でありたい

私は性悪説を人に強く求めるような世の中にはしたくないですね。

それが生きづらい世の中をつくってしまう原因なのだと思います。

でも何でもかんでも許される訳ではなく、自分自身には厳しくあるべきです。

いい会社のように、性悪説はあくまで自分に向けるべきで、人に対してはどこまでも性善説でありたいですね。

誰もができるようになればきっといい世の中になると思います。

もちろん、これだけ悪いことが横行しているわけですから難しいことは理解しています。

しかし、いくら監視をしようとチェックを厳しくしようとも不正はなくならないのです。

もっと本質を考えるべきだと思います。

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