自治体の首長が真っ先にワクチンを接種すると「けしからん」となってしまう?

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

公平性の面やワクチン接種が進まない状況にいらだち

新型コロナウイルスのワクチン接種について、自治体の首長が市民よりも先に接種を受けていたことが明らかになったことで、批判の声があがっているようです。

公平性の面で疑問視する人や、いつまで経ってもワクチン接種が進まない状況にいらだちを覚えている人等からは否定的な見方があるようです。

一方で、感染対策をはじめ重要な指揮を執る自治体のトップが優先して接種することは当然だとする声もあります。

みなさんはどのような感想を持っていますか?

とても難しい問題です。

テレビのコメンテーターの方々も様々な意見を言っています。

それにしても、首長が真っ先にワクチンを接種すると「けしからん」となってしまうのはなぜでしょうか?

そうならないように進めることができないものでしょうか?

自治体と企業では少し様相が違うと思いますが、実際に存在する「人を大切にするいい会社」だったらどうだっただろうと考えてみたいと思います。

いい会社でのシミュレーション

もし、その会社で新型コロナウイルスのワクチン接種の案内があったならばとシミュレーションしてみます。
(以下は、ある会社の取組や社風から、想像したものです。)

ワクチン接種の案内がその会社に来ました。

その会社の社長は、自分が真っ先にワクチンを打つことは絶対にしないでしょう。

部下達に黙って行うこともしないでしょう。

なぜなら、その会社では社員とその家族を幸せにすることが優先順位のトップだからです。

社長は「君たちに何かあったら家族も会社も一大事だ。君たちが先に接種したらどうだ」と部下に提案をしました。

しかし、部下もそれを黙って受け入れません。

その会社は、部下ひとりひとりが自主的に問題点を見つけて、改善案を考え、行動する事が推奨されています。

部下の方からも、「でも社長に何かあったら困ります。社長こそまずは先に打ってください」と進言があるでしょう。

社長が「いや、俺は最後でいいんだ。俺がいなくて回らなくなるような会社ではダメだ。皆が打ち終わったら俺が打てばいいんだから」と言いました。

部下達は「わかりました」と社長の提案を受け入れつつ、なるべく早く接種が終わるように知恵を出し、段取りをし、スムーズに進めました。

結果、いちばんはじめに打った人といちばん最後の社長との間で時間差がないように進めることができました。

もちろん、これは実際にあったことではありませんが、人を大切にするその会社ならば、きっとそうなるだろうと思っています。

市民の方から「ぜひ優先してワクチンを打ってください」とお願いされるような状況が理想

冒頭に話しを戻します。

自治体の首長が真っ先にワクチンを接種すると「けしからん」となってしまうのはなぜでしょうか?

そもそも、自治体の首長が市民のことを優先して考えるのは当然です。

そのための行動を常に実施することも然りです。

しかし、今回のワクチン接種では、ちょっとした心配りや声かけが足りないことで、市民からは「自分ファースト」に見えてしまったのかもしれません。

重要な指揮を執る自治体のトップが優先して接種することは当然だとする声もありますが、それをそのまま言ってしまえば
心が離れてしまう市民もいることを考慮すべきだと思います。

陣頭指揮を執るトップだからこそ、市民の方から「ぜひ優先してワクチンを打ってください」とお願いされるような状況が理想です。

そうなるためには、日頃の行動の積み重ねもとても重要になってきます。

リーダーに必要な心構え

世の中には数は決して多くはありませんが、実際に人を大切にするいい会社があります。

そういった会社のリーダーは、「我先に」や「自分が良ければいい」という考え方を絶対にしません。

まずは、社員さんとその家族のことを考えます。

それが社員さんのモチベーションの源にもなっています。

リーダーに部下を想う気持ちや心配りがあれば、組織の生産性は全く違ったものになります。

リーダーの心構えとして、とても大切なことだと思います。

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