誰かの犠牲の上に成り立つオリンピックは間違っているのでは?

  1. スポーツ

大切にしているものが何なのか

昨日の「緊急事態宣言の発令下であっても東京オリンピックは開催する」という国際オリンピック委員会のジョン・コーツ調整委員長の発言にはとても驚きました。

それに追随するかのように、IOCのトーマス・バッハ会長が「五輪の夢を実現するために誰もがいくらかの犠牲を払わないといけない。アスリートは間違いなく彼らの五輪の夢を実現することができます」と発言しました。

以下、デイリースポーツの記事を引用いたします。

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は22日、国際ホッケー連盟のオンライン総会での声明で、7月23日に開幕する東京五輪について、予定通り開催されると宣言した。

「東京がようやく間近に迫った今、最後のカウントダウンが始まった。この困難な時期に、私たちはリカバリー、団結、多様性について、強いメッセージを送る必要があります。東京はトンネルの終わりに光を放つだろう」と主張し、「五輪の夢を実現するために誰もがいくらかの犠牲を払わないといけない。アスリートは間違いなく彼らの五輪の夢を実現することができます」と、語った(デイリースポーツ 2021年5月22日)。

この記事の内容が事実だとして以下述べていきます。

バッハ会長の発言に大きな疑問が残ります。

何を大切にしているのか見えてきません。

どんなに経済が成長しても、どんなに会社が発展しても、誰かの犠牲の上に成り立つようならば間違っています。

オリンピックも然りです。

人権が尊重され、あらゆる差別がないものがオリンピックのはず

最後のカウントダウンが始まったそうですが、これほど不安なカウントダウンはありません。

東京はトンネルの終わりがまだ見えていません。

また「誰もがいくらかの犠牲を払わないといけない」という発言は、オリンピック憲章に抵触するものではないでしょうか?

オリンピックが誰かの犠牲の上に成り立つのならば、完全に間違っています。

人権が尊重され、あらゆる差別がないものがオリンピックのはずです。

人の命が守られないオリンピックはやるべきではありません。

また、もし、ワクチンが選手達に優先されるのならば、これは差別だと考える人もいるでしょう。

日本ではまだまだワクチン接種が進んでおりません。

不安な気持ちになっている人も少なくないでしょう。

政府も大手のメディアのみなさんも本当に大丈夫か考えて欲しい

どういう訳か、バッハ会長の発言に対して政府も大手のメディアのみなさんも特に問題視をしていない印象です。

人の命がかかっているのに、このような状況で61日後に開幕を迎えることに不安はないのでしょうか?

政府も本当にこのままオリンピックを開催して大丈夫だと思っているのでしょうか?

オリンピックを本当に開催するならば、安心・安全を「保証できる」準備を今からするべきだと思うのですが・・・。

感染拡大を防ぐ行動が国民の自粛に頼っている現状です。

しかも私たち国民はすでに相当の犠牲を払っています。

それでも、オリンピックを開催することに何の疑問もないとしたら、あまりにも悲しいことです。

一時的に人の流れを確実に止めて、国民と企業に補償をして、感染拡大を確実に防がなければ、安心・安全にオリンピックができるはずがありません。

残念ながら、そのような動きは感じられません。

もし命を失う人がいたら政府もIOCも責任を取れるのでしょうか

オリンピックの開催期間中にコロナの感染拡大を防ぐ準備は進んでいるのでしょうか?

選手村でクラスターが発生しないと誰が言いきれるでしょうか?

もしも大会の期間中、新型コロナウイルスに感染し、尊い命を落としてしまう選手やスタッフ、メディア関係者の方がもしいたとしたら、運営側(政府、東京都、IOC)はどのように責任を取るのでしょうか?

これらは最も考えなければならないことです。

責任をとれないようならば、中止或いは延期にするべきです。

選手が肩身の狭い思いをすること自体間違っている

バッハ会長の発言によって最も被害を被るのは選手達ではないでしょうか?

これはあってはならないことですが、世間の風当たりが強くなってしまうかもしれません。

選手の気持ちを察すると心が痛くなります。

大会中に何かあったら、ますます肩身の狭い思いをするかもしれません。

そのような思いにしてしまうこと自体間違っていると思います。

オリンピック自体を見直すいい機会では?

今回のことでオリンピックのあり方自体を見直すべきではないかと思います。

一体、何のための、誰のためのオリンピックなのかを。

オリンピック憲章も今一度見つめ直すべきだと思います。

何が大切で、何が正しくないのかを。

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