JR東海「体調不良を申告しにくい社内の体制を改善する」という意向を示す

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

体調不良を申告しにくい社内の体制を改善する

先日、走行中の新幹線の運転士が、一時運転室を離れたという問題がありました。

JR東海の金子社長は「体調不良を申告しにくい社内の体制を改善する」という意向を示しました。

以下、静岡朝日テレビの記事を引用いたします。

静岡県内を走行中の新幹線の運転士が、一時、運転室を離れた問題で、JR東海の金子社長は体調不良を申告しにくい社内の体制を改善する意向を示しました。

JR東海 金子慎社長:「言うべきことを言わなかったと。それが一番悪いんだということを徹底をするということですね」

この問題は、16日に県内を走行していた新幹線の男性運転士が、急な腹痛でトイレに行くため、運転資格のない乗務員を運転室に呼び、およそ3分間運転室を離れました。

 JR東海の金子社長は28日の記者会見で、体調が急変した場合には新幹線を止めてでも安全に運行すべきだったとして、ちゅうちょなく体調不良を申告できる組織にするよう改善する意思を示しました。

金子社長:「各職場の責任者を集めて話をして、各現場において管理者が乗務員と面談をし始めている」(静岡朝日テレビ 2021年5月29日)

体調不良を申告しにくい社内の体制とは

体調不良などの「言わなければならないこと」を申告しにくい会社は案外多いのではないでしょうか?

その原因は何でしょうか?

それは問題点を吸い上げる能力がリーダーに不足していることです。

体調不良はどんな社員さんでも起こりうることです。

ましてや新幹線の場合は大惨事に繋がるおそれがあります。

誰でも体調不良があることを前提とし、素早くその情報を吸い上げ、それに対応できる体制を構築することが「あるべき姿」です。

そのために必要な事は、申告を受ける上司の傾聴力です。

言いにくいことを言いやすいようにするためには、リーダーの傾聴力によるところがとても大きいのです。

報連相を徹底させようとしても難しい

そのためには「報連相(報告・連絡・相談)を徹底させること」が重要だと考える方が多いと思います。

しかし、いくら報連相を徹底させようとしてもうまくいきません。

それはなぜでしょうか?

報連相では問題点をあげた部下に対して上司がマイナスの言葉を返してしまう(否定してしまったり、時には叱ってしまったりする)ケースが多々あるからです。

今回にあてはめると、「体調不良」を申告すると、例えば上司が「自己管理がなってない」「自分に甘いのではないか」「誰が君の代わりをするんだ」等の言葉を返してしまうことがあるのです

問題点をあげる度にそのようなことがあれば、部下は「言わなければならないこと」を言えなくなります。

体調不良も当然言えなくなるのです。

「言わないまま済ませてしまおう」と思ってしまうのです。

リーダーは部下の意見に耳を傾ける努力をしましょう

まとめですが、体調不良等の言わなければならないことを言えるようにするためには、「BAD NEWS FIRST」を徹底させることが重要です。

そして、些細な気付きを吸い上げられる組織風土を構築することがとても重要です。

そのためには、リーダーは部下の報告・連絡・相談に対して耳を傾けることが大切です(傾聴力を身につける)。

報連相をいくら徹底しても、上司に傾聴力がなければ機能しないのです。

「BAD NEWS FIRST」が機能するように、リーダーは部下の意見に耳を傾けましょう。

途中で遮ってしまったり、否定してしまったりすることのないようにしましょう。

部下が「言って良かった」と思える対応をすることがリーダーに求められるのです。

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